メドック格付け3級のCHATEAU LA LAGUNEのセカンドラベル。
格付けシャトーとしては珍しいオー・メドック地区。土壌は砂利質でその下には粘土層。左岸の中でもエレガンス寄りのスタイルで知られ、カベルネ・ソーヴィニョンとメルローの比率はヴィンテージによって異なるものの、概ね6:4~7:3。
2017はボルドー地域全体で霜害に苦しんだ時期であり、決してグッドヴィンテージとは言えない年ながらも、同シャトーは安定したワインを供給した。とはいえ早飲みに向いたヴィンテージであり、セカンドラベル自体も早飲み向けに設計されているため、ボルドー格付けワインとしては早いことに、既に飲み頃に入っている。
2017年はグッド・ヴィンテージに挟まれた難しい年であったためか、他のヴィンテージに比べて2017のMOULINは半値近い値段で手に入るため、エレガンス寄りの格付けシャトーを手ごろに試すことができる!
実飲!
1日目~2日目
栓を抜き、グラスに注ぐ。一口飲むが若干固い印象。ポアラーを通し、エアレーションを行う。残念ながら全体的に弱い。香りが立ってこないため強めにエアレーションしたら香りが飛んでしまう。ボトルから直にグラスに注ぐことを勧める。2日目になると、少しだけ果実味が増し、華やかな印象を与えてくれる。3日目は用事のため飲まず。
4日目
驚いた!2日目にはなかった、きのこや濡れた枯葉のニュアンスのブーケが感じられる。例えるならばよく煮込んだ2日目のキノコビーフシチュー。このワインは眠っていた時期だったのか、それともこのヴィンテージの繊細さのためか、4日目にして飲み頃になった。もちろん、最初からある薄さは改善しておらず全体的に遠い感覚はありつつも、4日目の枯れ感が儚い美しさを演出しており決して悪くない。酸とタンニンが溶け合い角が取れた、フィネスのある、強い旨味を伴った余韻が次の一口を誘う。
まとめ
一見すると、難しいワインだった。しかし、根気強くこのワインと時間をかけて向き合うと、このシャトーが持つ大きなポテンシャルを感じさせてくれた。このワインを飲まれる方は、ぜひじっくりとデキャンタージュするか、ボトルの肩まで飲んだ後、冷蔵庫でゆっくり数日寝かせてみて欲しい。
是非このワインのヴィンテージ違いも楽しんでみたいと思う!
