休日の過ごし方(インドア編)

新しい世界、まだ感じたことがないこと、他人の目線、人生を豊かにする知識が詰まっている。そんな本を、読むもよし、書くもよし。読んでももちろんだが、書いてみても自分の内面に眠っていた新たな発見がきっとあることだろう！

日本最古の物語といわれる竹取物語は10世紀初めのものだが、日本最古の映画は1899年「紅葉狩り」だといわれる。約1000年、歴史の開きがある。
諸兄においては、世界的な賞をとるような小説は誰もが読むわけではないのに、世界的な賞を獲得する映画は結構みんな観てたりするのを疑問に思ったことはないだろうか。私はそれは、単に映像のほうがとっつきやすいという理由だけでなく、この文化史の深浅が関係していると思う。つまり、本の歴史は深く、たくさんの時間の中で研磨されてきた。多くの表現やテーマが出尽くした。文化的に老練の域に達しており、わかりやすい新鮮さは少ない。
対して、映像はまだまだ歴史が浅く発展途上にあるわけだ。新しい映像表現、テーマ、演出が次々生まれ、素人から見てもエキサイティングだ。
そんな現在絶賛発展中の映像作品にベッタリふれてみてはいかがだろうか！

頑張って生きていると、疲れもたまるでしょう。そんなときはゆっくり自分の体をいたわることも大切。ただ、ずっと寝ているだけでは疲れは取れません。時間があるときに疲れにくい体づくりに少しずつ着手してみるのも良いのではなかろうか！

先ほど、本と映像の歴史の深さの話をしたが、歴史の深さでいえば食に並ぶ深さを持つ文化はないだろう。なにせ、生物と食事は切っても切り離せない。人類が誕生したその時から、食の文化もまた誕生し、今の今まで少しずつ少しずつ磨かれてきた。また、本は読まなくても生きていけるが、食事なしでは生きていけない。どこの誰であっても必ず毎日関わり、味わっている文化が食である。

そんな食という文化を、時間がある休日に改めて味わい尽くしてみるのも良いでしょう！

時間を無駄に過ごすことにかけて俺の右に出る者はいないぜ！と自負している人でも、本当に何も学んでないということはあり得ないでしょう。ただ生きるだけで、何かしらの学びを得ているはず。ゲームが少し上手くなった。あのカップ麺よりこのカップ麺のほうが美味しい。それも学びです。
ただ、自分一人の経験から学べることはそう多くはない。
知識は力。数多の先人が築き上げてきた、人類を人類足らしめた、知識という名の巨人の肩に乗ってみれば見える景色も変わることでしょう！

暇な休日、何をやろうなんて悩みは無くなるわけです。
多くの人が趣味を求め、色々手を出してみるものの飽きてしまうのはなぜだろう。
私の答えは、趣味に目的を持ち込んでしまうから、です。これが多くの人を趣味から遠ざける原因でしょう。例えば、散歩が趣味の人でも、歩いて近くのスーパーに買い出しに行くのは面倒なものでしょう。それは、買い出しという目的に捕らわれ、空の青さ、風の心地よさが目に入らなくなってしまっているからだと思います。
是非、これから紹介する趣味を、目的に捕らわれることなく、その過程をそのものを楽しむように始めて見てほしいと思います！